インドネシア アネカ・タンバン(ANTM)、アサハーンアルミニウムを吸収合併
インドネシア政府はインドネシア証券取引所(IDX)に上場する非鉄国営大手の
アネカ・タンバン(ANTM)が日系合弁のアルミ精錬企業PT Indonesia Asahan
Aluminum (Inalum) 社を吸収合併していきたい考えを示しています。
アサハーンアルミニウムはスマトラ北部で展開するアルミ精錬企業で
インドネシア政府と日本企業住友化学他12社連合で1976年から経営されてきました。
合弁事業の期限は2013年としていましたが、インドネシア政府は日本企業資本を
購入しようと検討しています。
経済省大臣のHatta Rajasa氏がコメントしています。
ただし、まだ公式なコメントと発表は控えるとしています。
インドネシア政府は2010年時点で41.12%の株式保有していて、日本の住友化学を
中心とした12社連合で58.88%を保有しています。
大手では
Sumitomo Chemical Co. Ltd., 住友化学
Sumitomo Shoji Kaisha Ltd., 住友商事
Mitsui Aluminium Co. Ltd. 三井アルミニウム
Mitsubishi Corporation. 三菱商事などになります。
今後アルミ精錬事業の生産量を25万トンから31.7万トンまで引き上げるとしていて、
日系側では150メガワットの発電所建設を合わせて、今後さらに30年間の延長を
希望しています。
アサハーンアルミニウムの総資産は12億3000万USドルで日本側の資産は
7億2300万USドルであるとしています。
http://www.inalum.co.id/eng/
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