ASEAN統合
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の経済閣僚級会議が
8月24日、ベトナム中部の港湾都市ダナンで開催されます。
Newsweekにて各国の経済成長や発展度ランキングでも上位に来る
シンガポール、インドネシア、タイなどを含む東南アジアは先進各国からの注目度が
上がっていて 日本、ロシア、インドなど域外対話国との連携強化を図るとしています。
ASEANは、ロシアによる初の閣僚級会議を開催します。
自由貿易協定(FTA)の締結交渉を視野に入れた協議が
開始されるとされ、中国、韓国、日本、インド、EU、に続いて大国の交渉で
大きく動き出すとしています。
中国とはすでに2010年度からFTAが発効していて
その恩恵が貿易額に反映されています。
東南アジアでは日本やアメリカに比べ大きく成長していて、
インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンの主要5カ国の実質成長率は
2010年4~6月期で前期に比べ年率で平均+8.6%となっています。
中国インドの需要や自国内需の成長に牽引されるかたちで
実質成長率は5四半期連続で+7%以上の伸びを保っています。
東南アジア各国の第2四半期GDPでは
シンガポール 前年同期比+18.8 %増加 上半期17.9%増
マレーシア 前年同期比+8.5%増加 上半期9.5%増
インドネシア 前年同期比+6.2%増加 上半期6.4%増
タイ 前年同期比+9.1%増加 上半期10.6%増
フィリピン 前年同期比+7.9%増加 上半期7.8%増
主要5カ国のうち第2四半期に最も成長率が高かったのはシンガポールで、
輸出の電気機器を中心にして大きく伸びています。
マレーシアの成長は半導体や天然ゴムといった輸出が伸びています。
タイは3~5月にはバンコクなどで発生した反政府デモで観光業が打撃を受けています。
ただし自動車のタイ国内販売も50%以上の増加となっています。
規模が主要5カ国で最大のインドネシアは+6.5%の成長率となっています。
国内の中間所得層が厚みを増し、新車販売などの消費意欲が増えています。
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