タイの政治
タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)では2月22日、
2009年10~12月期の実質国内総生産(GDP)が09年第3四半期比で+3.6%増になったと発表しています。
これで3四半期連続でプラスとなっていて景気の回復が始まっているとみています。
2008年第4四半期同期比では+5.8%増でした。
2009年通年のGDP成長はマイナス2.3%成長だったとしていて、
2009年初予想のマイナス3.5%から上向いた数字になっています。
2010年通年予測では+3.5~4.5%成長を見込んでいます。
2009年第4四半期はタイ国内個人消費が前年同期比プラスとなり、
タイ政府による景気刺激策で国内新車販売台数が前年水準を上回ったことなども好影響となっています。
さらに輸出向けとして農作物や電子部品の受注が大きく増加しました。
タイのアナリスト協会の市場予想は前期比がプラス1.8%で、前年比でプラス4.0%でした。
この2009年通年のGDP成長率マイナス2.3%の数字は、
1998年のアジア通貨危機以来の落ち込みとなったものの、市場予想の(マイナス2.7)ほどは下落しませんでした。
背景には急速に回復した自動車市場とタイの国内の内需が回復したことが挙げられています。
また、タイの財務省のゴーン財務相は、2010年第1四半期の
国内総生産(GDP)伸び率予想がプラス+5%超になるとの見通しを発表しています。
2010年3月末からは自動車モーターエキスポもあり、勢いが続くと見られています。
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