サイアムコマーシャル銀行（SCB）では2009年度純利益がわずかな低下だったと報告しています。
09年度の純利益は207億5971万バーツで、マイナス3.1%でした。
2008年度は214億バーツでした。
貸出の部分でプラス2.5%増となり、総資産でプラス1.5%増　預金残高もプラス4.9%となっています。

SCB会長のVichit Suraphongchai氏は、
「2009年の業績は、経済環境の悪化にもかかわらず、良い結果を出せたと思う。
今後は堅実、ローンへの伸びも期待している」としています。

一方でバンコク銀行（BBL）では
タイの最大手バンコク銀行（BBL）では2009年度の純利益が0.02%増で 207億6400万バーツでした。
第4四半期に大きく回復があったとしています。
バンコク銀行の頭取の Chartsiri Sophonpanich 氏は
2010年度は中国への積極的な展開が控えているとしています。

客家華僑系のカシコーン銀行（KBANK）では
2009年度純利益が148億9178万バーツでした。
カシコーン銀行は中国民生銀行（CMBC）と提携を発表しています。
今後、中国国内の中小企業向けの貸出業務を展開していきます。
2010年度に中国国内に銀行設立も含めて計画しています。
CMBCは中国に400支店、カシコーン銀行はタイに800支店を持っており、
相互にメリットがあるとしています。