タイ CIMBタイ銀行(CIMBT)
CIMBタイ銀行(CIMBT)は旧行名バンクタイ銀行。
バンクタイ(BT)は1998年に設立されFinancial Institutions Development
Fund (FIDF) が大株主で誕生した。
2008年にマレーシア金融2位のCIMB Bank Berhad が買収。
総資産1447億バーツ(およそ4500億円規模) 支店数は149店舗、行員数5000名
ATM設置数は502台となっている。
タイの地場系銀行であった旧バンクタイ(BT)は2006年~08年まで赤字経営が
続いているがマレーシア金融2位のCIMBが買収を決定。
急速に業績が回復している。
マレーシア資本のCIMBが同行を買い取るかたちで誕生したマレーシア系
金融機関。
CIMBは93.1%出資している。
マレーシア金融第2位のCIMBではタイ、インドネシア、マレーシアで金融機関を
設置している。
13カ国に展開、37000名の行員。時価総額609億リンギ(1.8兆円規模)
タイ国内ではもともとバンクタイ(BT)でしたが買収され、CIMBタイとして行名変更。
マレーシアの金融機関は積極的に東南アジアで進出を開始。
まずはシンガポールの証券会社を買収。
マレーシア国内銀行最大手のマラヤン・バンキング(メイバンク)が、シンガポールの
証券会社、キム・エン・ホールディングス株44.6%を7億9800万Sドル(19億リンギ)
で買収、筆頭株主となることが明らかに。
(19億リンギはおよそ600億円) ちなみに第3位の株主は三菱東京UFJ証券で28.05%。
これによりメイバンクは、東南アジア諸国連合(ASEAN)で証券トップ5社に入ること
になった。
メイバンクはASEAN域内では商業銀行としては大きな資産を抱えるものの、証券業務や
投資銀行業務の事業範囲はマレーシア国内での活動がメインであった。
タイでのキムエン証券(タイ)ではタイ証券取引所(SET)の取引の12.7%のシェアを
誇り、マーケットリーダーになっている。
キムエンホールディングスはタイ以外にもベトナム、マレーシア、インド、フィリピン、
インドネシアで展開中。
CIMB銀行グループは以下の4カ国で展開中。
マレーシア CIMB銀行
シンガポール CIMB銀行
タイ CIMBタイ銀行 (旧行名 バンクタイ(BT))
インドネシア CIMBニアガ銀行 (旧行名 リッポー銀行&ニアガ銀行)
上位株主構成
1. CIMB BANK BERHARD 93.15%
2 SOCIETE GENERALE BANK & TRUST, SINGAPORE 3.97%
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