自動車メーカー各社や他の電気、電子部品各企業も今回の洪水によって
業務停止に陥るケースや、部品調達が困難になるケースなどが発生しています。

タイ工業連盟傘下のタイ自動車産業クラブのSuparat Sirisuwanangura会頭は
アユタヤにあるロジャナ工業団地などを筆頭にして、自動車産業が集積しており、
今回ホンダなどは大きなダメージを受けているとコメントしています。

アユタヤで生産された自動車部品は主にラヨーン、チョンブリ県の自動車
組み立て工場へ送られるため、震災時と同等クラスの部品供給不足に陥る可能性も
あるとしています。
結果としてインドやインドネシア、マレーシアなどの国からの調達を切り替えなければ
ならないケースも出てきました。

ロジャナ工業団地(ROJNA)の2011年度上半期の業績は
売上　43億1800万バーツ　純利益では　4億700万バーツでした。
これまで毎年売上増加傾向でしたが、影響が出る可能性もあります。

アユタヤに主力工場を置く、
ハナ・マイクロエレクトロニクス(HANA)では、2011年上半期
売上　85億6300万バーツで　純利益では　10億7400万バーツ　でした。
2010年度は売上、176億4500万バーツで　純利益では　27億4900万バーツでした。
過去最高益でした。