タイ アマタナコン工業団地(AMATA)
1年ぶりくらいでアマタナコン工業団地(AMATA)を訪問してきました。
当時は第3フェーズを建設中でしたが今ではその3倍の広さまで成長。
端から端まで15Kmと言う巨大工業団地へ成長しています。
日本食レストランも増えており、道路の拡張も進んでいました。
アマタ・コーポレーションでは今後不動産販売事業から周辺サービスを強化し、
人材、電気、工業用水などの付随サービス収益を伸ばしていく計画です。
周辺には従業員用住宅が次々と立ち並び、工業団地内にはアマタ・スプリングが
入り、有名ゴルフプレイヤーも国際大会などで参加するゴルフ場になっています。
2011年度の上半期の業績では
売上 16億900万バーツで 純利益では2億7900万バーツでした。
しかしながら証券アナリストはまだ事業モデルの切り替えが進んでおらず、
ニュートラルもしくはネガティブの見通しになっています。
ここのアマタ日本人担当者の方とお話したのですが、「一つの事例を取っても
タイ人とのコミュニケーション不足が目立つ」と話していました。
例を挙げると「従業員のランチルームにエアコンを付ける是非」に関して
1 従業員に「エアコンを設置するのだが予算は年間100万バーツくらいかかる、」
「どう思うか?」日本人ならばそれは大歓迎だろうと思うが、それよりも
各従業員に「200名に毎年5000バーツずつ一時賞与」と比較させれば間違いなく
後者を選ぶ。
何故ならば地方で暮らしてきた従業員はそもそもエアコンで生活してきた経験が
ないので
わずか1時間だけのエアコン暮らしよりも5000バーツをもらった方が嬉しい。
と言うこともあり、上から視点で福利厚生、労務管理を考えてもダメである
とのことでした。
2 またパフォーマンスも目に見えるようにする方法としない方法があり、
ある大型企業は「これからは従業員の皆にもクルマ1台持てるくらいの給料を
払っていく」
「そのために事前に第2工場では駐車場を300台以上備えたスペースを確保し、
まだがらがらだが、いずれ使うために用意してある」と宣言したそうです。
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