タイのイスラム金融
タイではイスラム金融への重要性を徐々に気づき始めており、世界のシャリフ
金融規模は4000億USドル(40兆円)とされ潜在的な市場の大きさはUSD4兆ドル
といわれています。
特にマネーを持つイスラム湾岸協力会議Gulf Co-operation Council(GCC)
各国ではイスラム金融先進国のマレーシアなどに資金をシフトし始めていますが
特にイスラム教徒の世界最大国インドネシアへも動きが始まっています。
両国に対してタイではわずかに4%しかイスラム教徒がおらず、600万人規模
であると見られています。
またイスラム金融に関するエキスパートがいないこともタイのイスラム金融成長を
遅らせている原因であるとしていてイスラム金融の歴史はまだ浅く、
パッタニーイスラミックセービングコーポラティブ
Pattani Islamic Saving Cooperative,が1987年からシャリフ規則に則した
組織が生まれています。
またその後小さい組織ながら4つのイスラム金融団体が4つ誕生しています。
Ibnu Affan Saving Cooperative (パッタニー県)
As-Siddiq Saving Cooperative (ソンクラー県)
Saqaffah Islam Saving Cooperative (クラビ県)
Al- Islamiah Saving Cooperative (プーケット県)
これらの4団体はイスラム金融の窓口として利用されてきて、1998年に政府貯蓄銀行、
クルンタイ銀行も利用を開始しています。
2002年には国営銀行としてIslamic Bank of Thailandが誕生しています。
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