マレーシア 金融
マレーシアの金融、MAAホールディングス(MAAH)は保険事業子会社の
マレーシアン・アシュアランス・アライアンス(MAA)の株式70%を
チューリッヒ・インシュアランスに12億リンギで売却すると発表しています。
マレーシアの外資の損害保険事業への出資比率の上限は70%と定められています。
今回の売却にはMAAHのイスラム保険部門、MAAタカフルは含まれないが、今後
タカフル事業の行方について協議が行われる可能性もあります。
MAAHは2008年、Amアシュアランスに対して、イスラム保険部門を含めた
保険事業を1億8000万リンギで売却する提案を行ったが、実現には至らなかった
経緯があります。
チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズ(チューリッヒFS)がMAAを買収
することで、チューリッヒがコペラシ・MCISと組んでいる合弁が認められなくなる
可能性もあります。
中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は保険会社がマレーシアにおいて複数の保険会社を保有することを
認めていません。
マレーシア生命保険2010年度の生命保険市場収入は+11.9%増で84億2000万バーツ
であったとしています。
個人向け生保で+26.6%増加し 26億2000万バーツでした。
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