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ASEAN最新動向

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マレーシア マラヤン・バンキング(メイバンク) キム・エン・ホールディングス(KEST)

マレーシア国内銀行最大手のマラヤン・バンキング(メイバンク)が、
シンガポールの証券会社、キム・エン・ホールディングス株44.6%を
7億9,800万Sドル(19億リンギ)で買収、筆頭株主となることが明らかに
なりました。
(19億リンギはおよそ600億円)
ちなみに第3位の株主は三菱東京UFJ証券で28.05%となっています。

これによりメイバンクは、東南アジア諸国連合(ASEAN)で証券トップ5社に
入ることになります。

子会社のAsean Creditを通して行ないます。
1株当たりの買収価格は3.10Sドル。
+18.3%のプレミアムを付けています。

大株主のロナルド・オーイ氏から15.4%、ユアンタ・セキュリティーズ・アジア・
ファイナンシャル・サービシズから29.2%をそれぞれ取得。
完全買収が成立した時点でのメイバンクの買収価格は
総額17.9億Sドル(42.6億リンギ)に達します。

メイバンクはASEAN域内では商業銀行としては大きな資産を抱えるものの、
証券業務や投資銀行業務の事業範囲はマレーシア国内での活動がメインでした。

タイでのキムエン証券(タイ)ではタイ証券取引所(SET)の取引の12.7%のシェアを誇り、
マーケットリーダーになっています。

今回の買収劇は2005年におこなわれたマレーシア2位のCIMB銀行がG.K. Goh Holdingsを2億3900万Sドルで
購入した際の金額を上回る買収となっています。

キムエンホールディングスはベトナム、マレーシア、インド、フィリピン、インドネシアで展開中。

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