サイアムガス・アンド・ペトロケミカルズ、2022年の販売量がパンデミック前のレベル近くに増加すると予想【タイ:石油】
タイで量的に第2位の液化石油ガス(LPG)取引業者であるタイ証券取引所上場のサイアムガス・アンド・ペトロケミカルズ社Siam Gas and Petrochemical(SGP)は、事前注文とCovid-19状況の改善もあり、2022年の販売量がパンデミック前のレベル近くまで増加すると予想しています。
販売量は2019年の383万トンに対し、2022年は365万トンになると予測されます。
2021年、SGPは国内およびアジア市場から328万トンの売上を記録しました。
2022年の第3四半期と第4四半期の事前注文と、同社が事業を展開するマレーシア、ベトナム、中国、シンガポールなどを含むアジア諸国でのロックダウン措置の緩和に基づいて見積もりを行ったとしています。
世界のプロパンおよびブタン価格をベースとし、サウジアラムコの基準価格として知られるLPG価格は、2021年の平均390-400米ドル/トンから、2022年は750-800米ドル/トンに上昇すると予想されています。
サイアムガス・アンド・ペトロケミカルズ(SGP)は、国内販売が全体の22%を占め、残り78%は海外取引によるものと予想しています。
同社は、LPG需要の急増、特に家庭用燃料が炭から調理用ガスとして普及しているLPGにシフトしていることに伴い、アジア諸国での新たなLPG事業機会を模索しています。
ミャンマーでは、SGPは230MWのガス火力発電所と10MWのディーゼル火力発電所を稼働させています。
発電とLPG関連事業への依存を減らすため、他の新しいビジネスチャンスに多角化する計画だとしています。
サイアムガス・アンド・ペトロケミカルズ(SGP)社の2021年業績は、売上795億1000万バーツ、純利益38億800万バーツでした。
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