タイ最大の携帯電話事業者アドバンスト・インフォサービスAdvanced Info Service Plc
(ADVANC)は、Triple T Broadband Plcとインフラファンドを総額324億バーツで買収し、ネットワークを拡大する計画です。
また同社はJasmine International PlcからインターネットプロバイダーのTriple Tを195億バーツで買収すると、Jasmine Broadband Internet Infrastructure Fundの15億2000万ユニット(株式19％)を129億バーツで取得します。

「同投資は負債で賄わられ、この買収により、内陸部や非都市部をターゲットとした新しいエリアでのブロードバンド接続が向上し、消費者がより広範で質の高いサービスを受けられるようになり、これはブロードバンド事業を成長させ、国内の光ファイバーインフラを効果的に開発するという当社の事業方針と合致するものです。
また同社は、シンガポール資本テマセク・ホールディングTemasek Holdings Pteを主要株主としており、十分な資金余力があるため、買収資金は借入金で調達する予定」だと述べています。
同社は、純利益の70％以上の配当金を維持することを約束しました。

この動きは、Telenor ASAがタイの通信部門をTrue Corpと合併させ、国内最大の携帯電話事業者であるAdvanced Infoを追い落とす可能性を狙っていることに起因しています。
AISによると、この取引は規制当局の承認が必要で、来年の第1四半期に完了する予定です。
アドバンスト・インフォサービス(ADVANC)の2021年の業績は、売上で1826億500万バーツ、純利益は269億2200万バーツでした。