タイ国家計画局によると、タイの経済は、輸出、内需の増加、観光業の回復により、
2022年は＋3％、2023年は＋3.7％の成長が見込まれています。

成長の主要な推進力である輸出は
「ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に影響を
与えたにもかかわらず依然として勢いがあった」と、
タイ国家経済社会開発庁(NESDC)はビジネスセミナーでコメントしています。
「ロシアとウクライナの問題はリスクであるが、食料(輸出)などの機会でもある」
としています。

タイは、インドネシアに次いで東南アジアで2番目に大きな経済圏であり、
2022年は700万～1000万人の外国人観光客が訪れると予想される観光セクターが
経済状況に貢献すると見込まれています。
2021年は約428,000人の外国人観光客が訪れ、
また、パンデミック前の2019年は約3,950万人でした。

NESDCの関係者によると、
インフレ率は2022年5月に＋7.1％と過去14年以上で最高に達したにもかかわらず、
製造業者は消費者にそれほどコストを押し付けていません。
必需品に対する政府の価格統制と原油価格の高騰に対処するため、
さまざまな措置が価格上昇を抑えています。

これとは別に、フィッチ・レーティングスでは、
タイ経済が2022年＋3.2％、2023年＋4.5％成長すると予想しており、
外国人観光客の到着数はそれぞれ650万人と2200万人と予想しています。