タイには77の都県があり、カンチャナブリ県、チェンマイ県、
プーケット県など一部は主要な観光地ブランドとして知名度が
あります。
バンコク近郊にあるパトゥムターニー県は、
タイで新鮮な食品市場のハブになるという目標を掲げています。
同県には食料輸出の主要な流通チャネルになるのに十分な食品の
資源があるとしています。

パトゥムターニー県はバンコク首都とドンムアン空港の近くに
あり、タイ北部と北東部に接続する地域にあり、高速道路の
広範なネットワークに恵まれています。
このようなロジスティクス優位性のもとで、
同県は食料流通ハブとして最先端の市場4.0モデルに
アップスケールする目標を掲げています。

パトゥムターニー県は農業が強く、多くの米、野菜、
果物のプランテーションがあり、チャオプラヤー川は北と
北東の州、そして南に位置するバンコクにつながっています。

運河沿いにある20の生鮮市場のうち、シムムアン生鮮市場、
イヤラ市場、食品卸売業者の集まるタラードタイ生鮮市場
などが有名です。

これらの生鮮市場はスリン県、ブリラム県、およびピチット県
などのバイヤーネットワークと提携を構築することにより、
電子商取引システムへ移行していくとしています。
物流に協力するだけでなく、バーコードタグを使用して
農産物の流通を追跡することを進めます。

また同県には多くの工業団地があり、中でもナワナコン工業団地、
タマサート大学ランシットキャンパス、アジア工科大学、
国立科学技術開発庁サイエンスパークなどの学術研究機関が
あります。

タラードタイ生鮮市場は毎日10万人の購入・販売の業者が
訪れています。
542ライ（1ライ＝1600平米）の土地があり、さまざまな
生鮮食品を分類して21のセクションに分かれています。
1日あたり約6億バーツ相当の農産物を取引し、海外にも
輸出しています。