オーストラリアの各主要都市の人口(2)【オーストラリア:インフラ】
・ブリスベン=205万人
オーストラリア東部にあるクイーンズランド州の州都、港湾都市。
当市の南には観光地として有名なゴールドコーストがあります。
先住民族のアボリジニは、当地のことを「Mian-jin:棘のような
形をした土地」と呼んでいました。
1842年にイギリスの流刑植民地となり、街の名前は当時の
総督名にちなんでいます。
第二次世界大戦中はアメリカ軍が駐屯し、連合国軍の太平洋
南西部の中心基地でした。
川が多く、たびたび水害に見舞われています。
2019年現在は国内外から多くの移民を受け入れ、
オーストラリアでも人口増加率の高い都市の一つと
なっています。
・メルボルン=419万人
オーストラリア大陸南東部、ポート・フィリップ湾に面した
ヤラ川河口の港町。
先住民族クリンの地でしたが、ヨーロッパの移民が持ち込んだ
病気により、クリン族は滅びてしまいました。
1837年、英国首相メルバーン卿にちなんで「メルボルン」と
名付けられます。
石やレンガでビルが建てられ、ニューサウスウェールズ植民地の
中心地となりました。
1850年代に近隣で金が発見されたことによりゴールドラッシュが
始まり、シドニーよりも英国に近い地理特性を活かし、
急速に発展しました。
1880年代はシドニーを抜き大英帝国でも2番目に大きな
都市となり、市内にはヴィクトリア時代の建築物が多く
残っています。
1901年にオーストラリア連邦が成立してから1927年に
キャンベラに移転されるまで首都でした。
1956年に南半球で初の夏季オリンピック大会が開催されました。
エコノミスト誌の「世界で最も暮らしやすい都市」で度々首位を
獲得し、ロンドン、ニューヨーク、パリに次いで世界の学生が
学んでいます。
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