フィリピン上場企業SMインベストメンツ・コーポレーション、企業解説【フィリピン:小売】
フィリピン証券取引所(PSE)に上場しているSMインベストメント・
コーポレーション(SM)は不動産・金融・小売の複合企業です。
同社は傘下の小売企業にSMリテールインク(SM Retail,Inc)を
持っています。
SMリテールの2018年度売上は4209億2900万ペソ、
純利益370億7800万ペソでした。
SMリテールインクは2011年に日本のファーストリテイリングと
合弁会社を設立し、フィリピンでユニクロを販売しています。
小売の業種は、百貨店、スーパーマーケット、
ハイパーマーケット、家具専門店など様々で、フィリピンの
小売業第一位です。
ライバルのアヤラモールがやや高級路線でレストランに力を
入れているのに対し、SMリテールは生活に密着したアイテムが
揃い、またフィリピン人が好きなチェーン店が数多く
入っています。
小売店舗としては2017年末ランキングで
SM Retail:57億7900万USドル
Puregold:24億9300万USドル
Robinsons:23億0700万USドルとなっています。
2017年末の店舗数は2,032店舗まで増加しています。
また、SMインベストメント・コーポレーション(SM)
傘下には、SMプライムホールディングス(SMPH)が
あります。
同社は不動産開発会社で、子会社を通じて住宅用不動産、
ショッピングモール、オフィス、ホテル、コンベンション
センターなどを開発しています。
2018年の業績は売上、1040億8000万ペソ、
純利益321億7200万ペソでした。
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