タイ国営製薬公社(GPO)は製薬事業をさらに成長させる【タイ:医薬品】
タイ保健省管轄下で医薬品を製造供給する
タイ国営製薬公社(GPO:Government Pharmaceutical
Organization)のウィトゥン総裁は、タイ中部
パトゥムタニ県タンヤブリ郡の新工場について、2019年
7月に着工し2022年6月に完成する予定だと発表しています。
新工場の投資額は56億バーツで、ランシット通りにある
既存工場の隣接地60ライ(1ライ=1600平米)の敷地に
建設されます。
新工場はバンコク市内ラマ6世通りにある既存工場から
移管する一部の医薬品、新たに研究・開発した医薬品
(液剤、錠剤、注射薬、クリーム剤)と、
糖尿病、HIV感染症、高血圧など慢性疾患を治療する
医薬品の製造に対応するとしています。
タイ国営製薬公社はタイ国営の医薬品製造企業です。
医薬品と医療機器の販売をおこない、2018年は売上規模
166億バーツでした。
およそ3,000名を雇用しています。
同組織は2つの政府所有工場で医薬品を製造しています。
タイ以外に、ナイジェリア、ガーナ、ブータン、ソマリア、
ミャンマー、スリランカ、マレーシア、カンボジア、
ベトナムなどへ医薬品を輸出しています。
同公社の売上構成比は90%がタイの国立病院や保健所向け
供給、残り10%は民間向け販売としています。
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