2019年のタイ住宅不動産市場は低迷継続(2)【タイ:不動産開発】
多くの不動産開発者は、新しい住宅ローンを管理している
タイ中央銀行(BOT)のより厳しい融資価値LTVルールの
影響を受けない初回住宅購入者に住宅ユニットを
販売することを好んでいます。
第3四半期に発売された新規ユニットは若いタイ人向けが
多く、約57%が1平米あたり10万バーツ未満で
販売されていました。
第3四半期に発売された新規ユニットすべてのうち85%が、
大量輸送ラインに沿った地域で開発されています。
また、中規模開発者のプロジェクトが増えており、
上場大手開発者とほぼ同数のユニットを占めています。
2019年1~9月に発売された新規ユニットの31%は、
8階以下の低層住宅でした。
一方、タイ国内における外国人のコンドミニアム購入者数は
減少し続けています。
特に中国人市場は2018年後半から劇的に減少しています。
主な要因は人民元の下落であり、2019年はバーツに対して
約-10%、2018年開始以来約-14%下落しています。
バンコクで購入したユニットのほとんどが
投資目的であるため、完工後コンドミニアムを譲渡することに
なっている多くの中国人購入者は為替レートを心配しており、
一部の買い手は譲渡をあきらめる可能性もあります。
その結果、中国人バイヤー数は-50%も減少したと
推定されています。
この記事へのコメントはありません。