タイ 2012年 成長率 BOI優遇政策の見直し
タイ中央銀行は、最新の経済見通しを発表して2013年の成長率予想を
従来の+4.7%から+4.9%まで+0.2%引き上げています。
また、2012年のGDP成長率についても、+5.8%から+5.9%に引き上げました。
また、1月から法定最低賃金が全国一律で日額300バーツに引き上げられました。
低所得者の生活向上、国民の購買力向上が狙いであるとしています。
2013年1月1日からのタイ全国への実施で地域によっては最低賃金が2倍近く
上昇した地域もありました。
今後、此までのコスト型の生産事業、高技術、知識集約型産業の発展を促す
狙いもあります。
2012年末時点は地域とバンコクの距離などで3つのゾーン(Zone1 Zone2 Zone3)
に分けて、税制、外国人雇用などの優遇措置を 実施していましたが、この優遇政策を
見直して環境、ハイテク、省エネなどの分野での投資への恩典重視をする方向に
進めます。
タイ商務省発表によると、2012年の消費者物価上昇率は 首都バンコクで+3.6%。全国平均の3.0%を上回る数字になっています。
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