CPグループ傘下のCPフレッシュマートは店舗拡大の方針【タイ:食品】
CPグループ傘下の農業産業複合企業チャロン・ポカパン・
フーズ(CPF)は、子会社のCP Freshmart店舗ネットワークを
拡大し、食品セグメントとデジタル変革に向けてビジネスを
推進する計画です。
「世界のキッチン」戦略への取り組みの一環として、
同社は全国400以上の店舗を持つ小売チェーンCP Freshmartを
使用して、HoReCa(ホテル、レストラン、ケータリング)
セグメントに生鮮食品と食品原材料を販売・配送していくと
しています。
新しい構造の下で、CP Freshmartは顧客中心の店舗と物流の
ハブとして機能し、店舗ネットワークの少ない小売企業などに
生鮮食品を配送するとしています。
同社はまた、既存の店舗形式である80~100平方mから
300~400平方mに拡大し、レストランとフードショッピング
エリアで構成される中型フードショールームを検討しています。
CP Freshmartは顧客へサービスを提供するための電化製品と
厨房施設などを保有する予定です。
また、支払い方法などで技術的な混乱に備えるため、
CPグループの通信企業トゥルー・コーポレーション
(TRUE)が提供する
オンライン支払システムに接続し、顧客はQRコード決済などを
使用することができます。
チャロン・ポカパン・フーズ(CPF)の事業は動物飼料生産から
成長し、豚や鶏の生産、エビを含む動物の養殖と農業、
食品事業に拡大しました。
飼料事業は総売上の42%を占め、養殖事業と食品加工事業は
それぞれ41%と17%を占めています。
CPFは世界17か国で事業と投資を行いビジネスポートフォリオを
多様化し、30か国・40億人以上を対象として食品を
輸出しています。
総売上は2022年までに6,000億バーツを目標としており、
海外事業収益の一部は今後5年間で75%に増加すると
予測されています。
2018年の売上高は5,420億バーツ(前年比8%増)、
純利益155億バーツに達しました。
2017年の売上高は5,200億バーツでした。
この記事へのコメントはありません。