オール・インスパイア・デベロップメントは海外の不動産バイヤー市場を拡大【タイ:不動産開発】
タイの新興系不動産開発企業オール・インスパイア・
デベロップメント(ALL)は、海外向け不動産販売チーム
(7か国)を立ち上げ、2019年~2023年の5年間で
100億バーツの住宅プリセールス目標を発表しました。
同社は海外の不動産バイヤー市場の成長に自信を
見せています。
2019年時点ではバーツ高が続いているにもかかわらず、
2019年第4四半期および2020年第1四半期に中国からの
観光セクターおよび不動産セクターで回復していくと
予想しています。
中国本土の人はこれまで香港が最大の訪問地でしたが、
今後はタイへの旅行にシフトする可能性があると
分析しています。
そしてタイの観光事業が成長することは、
タイのコンドミニアム市場にも影響を与えると
予想しています。
同社は2019年8月初め、香港からのコンドミニアムの
売上げで1億バーツ以上を記録しました。
これまで香港不動産バイヤーの通常の売上は月に
1000万~2000万バーツ程度でした。
香港不動産バイヤーが主に購入したコンドミニアムは
エカマイ地区のImpression Ekkamaiプロジェクト
(開発投資額50億バーツ)です。
同プロジェクトはJR九州とフージャーズホールディングスの
日本企業2社とオール・インスパイア・デベロップメント社の
合弁事業です。
オール・インスパイア社では子会社Thai D Real Estate Coの
もとで外国人向け管理チームを設立し、上海と台北に支社を
置いて海外の不動産バイヤーへ積極的にコンドミニアムを
販売しています。
今後、海外販売チームは米国、中東、ヨーロッパ、中国、日本、
香港、台湾、マカオ、シンガポール、マレーシアに展開予定です。
2016年に設立されたThai D Real Estate社は、
合計180億バーツに相当する58プロジェクトで
5,000戸以上のコンドミニアムを販売しました。
2018年には海外バイヤーからの収益が5億7700万バーツを
記録し総収益の29%を占め、2017年の1億3,600万バーツ、
21%からさらに増加しました。
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