タイ上場石油化学大手インドラマ・ベンチャーズはアメリカ企業買収【タイ:石油化学】
タイ証券取引所上場の石油化学大手
インドラマ・ベンチャーズ(IVL)は、
アメリカ化学品大手ハンツマンの一部事業を
約20億0800万USドルで買収すると発表しました。
同買収はタイ企業のM&A(合併・買収)としては
過去10年間において最大規模の案件となりました。
潤滑剤や洗剤の原料となる界面活性剤や、
化学品が最終製品になる前の中間体を製造する
部門を買収するとしています。
今回の取引には20億USドルの現金と最大
約7,600万USドルの「純積立不足年金」、
「雇用後給付債務」が含まれているとハンツマン社は
コメントしています。
また、ハンツマン社がこれまで保有してきた
アメリカのテキサス、インド、オーストラリアにある
製造施設もインドラマ・ベンチャーズ社が買収する
予定です。
インドラマ・ベンチャーズ社は1994年にインド出身の
Aloke Lohiaアローク・ロヒア氏が設立した企業で、
約1万9000人の従業員を抱えています。
2018年業績は売上3524億7100万バーツ、
純利益264億6500万バーツでした。
2019年6月末時点での時価総額は2231億バーツでした。
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