タイの生活習慣病・循環器系治療に対応するラマ9世病院グループ【タイ:医療・病院サービス】
タイ人の3人に1人は太りすぎという統計があります。
世界保健機関(WHO)の発表によれば、肥満と判定される
BMI25以上の人の割合がタイはASEANではマレーシアに
次いで第2位の32.2%となっています。
(BMI=体重と身長の関係から体格を示す指数)
背景にはタイの外食文化、カロリー過多、運動不足など
様々な要因が挙げられますが、とりわけ大きいのが砂糖の
摂り過ぎとされています。
タイ人の1日あたりの砂糖摂取量は約130g、
年間では約50kg以上という数字は日本人平均の3倍近い
データです。
また栄養の偏りも生活習慣病患者数を押し上げていて、
2016年時点で糖尿病の有病割合(成人)は約7~8%となり、
人口6700万人のうち400万人以上におよんでいます。
ラマ9世病院(PR9)は2018年にタイ証券取引所一部市場
(SET)のサービス・ホスピタルセクターへ上場しました。
2018年業績は売上27億3300万バーツ、
純利益1億5700万バーツでした。
株主はタクシン元首相の元夫人であるPotjaman Damapong氏が
37%を保有しています。
同病院は2019年に27周年を迎え、循環器系に強い病院として
タイ国内医療機関の中でも高い知名度を誇っています。
同院は、腎臓移植、心臓バイパス手術、バルーン血管形成術、
脳神経外科などの複雑な病気に関する医療サービスを
提供しています。
院施設内には12床のICUルーム、12床CCUルームがあり、
ICU患者ケアの専門知識を持つ医療チームとスタッフが
常駐しています。
バイタルサイン監視デバイス、人工呼吸器透析機、
最新医療機器等も備えています。
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