タイ・バーツ通貨は2019年末まで高止まりが続くと分析【タイ:金融】
タイの証券会社ブアルアン・セキュリティーズ(非上場)では、
バーツ通貨は2019年末まで高止まりが続くと分析しており、
投資家へはしばらく投資資産を海外資産にシフトすることを
勧めています。
ブアルアン・セキュリティーズ社はバンコク銀行傘下の
証券会社で、2012年に非上場化しています。
同社では、米中貿易戦争の影響によりバーツは2019年末には
反動に対して1ドル=32.50~33.00バーツに下がる可能性が
あるとしています。
また、これは他の東南アジア地域の通貨も引き下げる
きっかけになると予測しています。
2019年7月時点でバーツ通貨は堅調であるため、
これは海外への投資に適した時期であると分析しています。
投資家はバーツ通貨を使って米ドルに換算するメリットがあり、
その後バーツが下落したとき買い戻せば外国為替の利益を
得ることが可能です。
また、ブアルアン・セキュリティーズではS&P500指数に
投資しているETFが過去6年間で平均+80%の収益を
生み出したことに注目して、外国投資もタイ国内投資家が
上場投資信託のようなより幅広い投資ツールを通して
高い収益を生み出すのを助けてきたと述べています。
同社は香港および米国の株式市場に上場している株式を
推奨しています。
米国市場にはFacebook、Google、Amazon、Microsoftなど
タイ国内投資家も日常的にサービスを利用している企業が
多くあり、香港株式市場は中国国内企業とGreater Bay Area
計画への投資の玄関口であるとしています。
2019年2月に中国政府により発表されたGreater Bay Area計画は、
香港、マカオおよび中国南部の9つの他の都市を結ぶものです。
また米国は世界最大のETF市場を有しており、米国株式への
間接投資と、米国ベースのETFを介したブラジルまたは
インド株式への投資機会を可能にしています。
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