タンチョン・モーターは中国のSAICモーターと協力関係覚書を調印【マレーシア:自動車製造】
タンチョン・モーター・ホールディングス(TCHONG:4405)の
ベトナム部門は、中国企業SAIC Motor Corp
上海汽車集団:SAIC)社子会社との間で覚書(MoU)に調印し、
ベトナム国内での自動車製造、輸入、流通について協力する
と発表しました。
同グループの完全所有子会社TC Services Vietnam Co社が、
中国のSAIC Motor Corp Ltdの完全子会社である
SAIC Motor International Co.との間で覚書を締結し、
組み立て完成車(CKD)を卸すのと同時に、SAICブランドの
完成車(CBU)を輸入して販売します。
タンチョン・グループでは覚書は双方に利益をもたらすと述べ、
両社はこの事業協力を正式にするため協定締結を目指していると
発表しています。
一方、2018年12月に日産自動車はベトナムでの
輸入配給会社であるタンチョン・モーター・ホールディングスへ
合弁契約を解消する通知を出しました。
2018年12月時点で、合弁事業契約は2019年9月10日に
契約終了すると報道されています。
ベトナムにおける日産との合弁事業契約2010年9月より
開始されていました。
タンチョン・モーター・ホールディングスはマレーシア有数の
自動車組み立てメーカーです。
1957年にTan Yuet Foh氏及びTan Kim Hor氏の兄弟が
Nissan Motor Co., Ltdの低価格車Datsunブランドの
輸入販売店として共同で創業したTan Chong & Coを源流とし、
1959年のTan Chong & Sons Motor Co. Ltd.への改称を経て、
1972年に設立された自動車の組立・販売を行う企業の
持株会社です。
自動車部品及びカーアクセサリーの製造・販売、
自動車整備サービス等を行っています。
また、自動車保険の代理店、レンタカー、リース、
自動車ローン及び不動産投資も手掛けています。
2018年業績は売上48億6000万リンギ、
純利益1億593万リンギでした。
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