プラユット首相兼国防相率いる第2次プラユット政権が正式に発足【タイ:政治動向】
2019年7月16日、タイではプラユット首相兼国防相率いる
閣僚36人がワチラロンコン国王の前で就任宣誓を行い、
第2次プラユット政権が正式に発足しました。
今回の第2次新政権には下院で議席を獲得した19政党が
参加しますが、主要な連立パートナーである民主党と
プームジャイタイ党(タイ誇り党)に加え、
政権の母体となる親軍政党パランプラチャーラット党
などから閣僚ポストをめぐる不満が噴出し、ようやく
調整がまとまりました。
内閣の顔ぶれをみると、安全保障、治安維持を担当する
プラウィット副首相とアヌポン内相、経済政策の司令塔である
ソムキット副首相、法務を取り仕切るウィサヌ副首相、
ドーン外相が留任しています。
一方で、ウタマ前工業大臣が財務大臣へ、
ソンティラット前商務大臣がエネルギー大臣へ
転任しました。
新しく同政権内の中核となるパランプラチャーラット党
からは、スリヤ元工業大臣が工業大臣、
ソムサック元保健大臣が法大臣に就任しました。
組閣をめぐっては、スリヤ氏が当初約束されていた
エネルギー大臣から外され工業省大臣となりました。
政権を支える他政党では、民主党からはジュリン党首が
副首相兼商務大臣、チャルームチャイ幹事長が農業協同
組合大臣へ就任。
プームジャイタイ党はアヌティン党首が副首相兼
保健大臣、ネーウィン元首相府大臣の弟のサクサヤーム氏が
運輸大臣に就任しました。
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