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プラユット・チャンオーチャー氏を新首相に選出【タイ:政治】

タイ選挙管理委員会は2019年3月に実施された下院
(定数500)の総選挙について、一部やり直し選挙の
結果を踏まえた最終結果を発表しています。

第1党はタクシン元首相派政党「タイ貢献党」136議席、
第2党は親軍政政党「国民国家の力党」116議席、
第3党は反軍政を掲げる革新系政党「新未来党」81議席でした。

下院の500議席が確定した後は、上院(定数250)と下院の
議員による投票で新首相を選出します。

親軍政派の「国民国家の力党」は、第2党ながら連立工作で
下院過半数を獲得しました。
上院は軍政が任命したため親軍政寄りとされ、
同党が首相候補に指名しているプラユット現首相が
選出されています。

2019年6月、下院議員と上院議員が首相首班を決める投票に
臨み、プラユット・チャンオーチャー氏は500票を獲得。
反軍勢力が統一候補として擁立した「新未来党」党首の
タナトーン氏は244票でした。

選挙では第2位であった「国民国家の力党」は政権を
安定させるため多数派工作を展開し、議席数で第4党の
「民主党」(53議席)と第5党の「タイ誇り党」(51議席)
とで連立政権設立で合意したほか、わずかな議席の中小政党16党の
支持を取り付け連合政権を成立させました。

反軍勢力としては第1党となったタクシン元首相派の
「タイ貢献党」(136議席)と、第3党の「新未来党」
(81議席)が野党側に回る形になりました。

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