キングパワー社はスワンナプーム空港での免税店事業権益獲得【タイ:小売】
タイの免税店企業キングパワー社(King Power Group)は、
スワンナプーム空港での免税店事業権益をさらに
10年6ヵ月獲得したと発表しています。
タイ空港公社(AOT)からも同様の発表が行われ、
キングパワー社は継続して空港内商業スペースでの
免税事業を手掛けることになりました。
入札では大手小売り3社が激しい争いを繰り広げましたが、
キングパワー社の提案がもっとも良いと判断され、
判断スコア90ポイントで最高評価であったとしています。
次点ではバンコクエアウェイズ(BA)の
コンソーシアムが80ポイントを獲得していました。
キングパワーグループの子会社であるKing Power Duty
Free社は2006年のスワンナプーム新国際空港開設以来、
同空港内で免税店を運営してきました。
同契約は2020年9月に終了するため、キングパワー、
バンコクエアウェイズ(BA)(ロッテ・グループ含む)、
ロイヤルオーキッドホテル(Thailand)(ROH)の3社が
入札を争っていました。
またキングパワー社では別の国際空港ゲートウェイ商業
地区の開発と運営を行うための入札にも勝利し、
10年6カ月の契約期間を同グループのもう1つの子会社
King Power Suvarnabhumi Co社が獲得しています。
獲得した商業施設開発エリアは総面積22,000平米、
メイン乗降客ターミナル18,000平米、
第1サテライトターミナル4,000平米です。
こちらの入札ではタイ小売大手のセントラル・パタナー
(CPN)などと競っていました。
キングパワー社は今後もプーケット空港やハジャイ空港、
チェンマイ空港での免税事業獲得を目指しています。
今回のスワンナプーム国際空港の商業管理運営権入札には、
マイナー・インターナショナル(MINT)も入札していましたが、
小売事業に関し大きい実績が無いという理由から資格審査で
失格となりました。
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