複合企業サンミゲル・コーポレーションに関して【フィリピン:複合企業】
サンミゲル・コーポレーション(SMC)は、フィリピンで
多様化するコングロマリット(複合企業)の1つです。
2018年には食料、飲料、包装、燃料、石油、電力などの
事業を通じてフィリピン国内GDPの約5.9%を占めました。
2019年時点でフィリピン、東南アジア、中国、オーストラリア、
ニュージーランドなど100都市以上に主要施設があります。
サンミゲル・コーポレーション(SMC)社は1890年に東南アジアで
最初の醸造所La Fabrica de Cerveza de San Miguelとして
設立されたのが始まりです。
世界的に有名なサンミゲル・ビールの製造から、飲料、
食品および包装事業などポートフォリオを拡大していき、
電力やその他の公益事業、鉱業、エネルギー、有料道路、
空港などの重工業にも多様化しています。
サンミゲル・コーポレーション(SMC)社が手掛ける主な
インフラプロジェクトには、
Tarlac-Pangasinan-La Union Expressway(TPLEX)、
Southern Tagalog Arterial Road(STAR)、
South Luzon Expressway(SLEX)、
Skyway System, and the NAIA Expressway(NAIAX)、
Boracay Airport、MRT-7プロジェクトなどがあります。
また、同社はフィリピンの燃料および石油産業の
マーケットリーダーであり、マレーシアの下流石油
市場で強力なプレーヤーであるPetron Corporation
(PCOR)の過半数株主です。
電力子会社SMC Global Power Holdings Corpは、
3つのIPPA契約とグリーンフィールド発電所を擁しています。
同社のポートフォリオは2018年末時点で総容量4,197MW、
ルソン島の電力網の25%、ミンダナオの電力網の9%、
全国の電力網の19%を占めています。
代表的なパートナー企業としては
Kirin Brewery Co., Ltd.,
Nihon Yamamura Glass、
US-based Hormel Foods Corporation、
Korea Water Resources Corporationなどがあります。
この記事へのコメントはありません。