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SCGセメント・ビルディング・マテリアルズの屋根市場予想【タイ:建材・製造】

タイ王室財産管理局が出資するサイアム・セメント(SCC)の
子会社SCGセメント・ビルディング・マテリアルズ社では、
タイの屋根市場は2018年200億バーツ、2019年は前年比
2~3%減になると予想しています。

バンコク首都圏の消費者の志向が、高層マンションよりも
一戸建て住宅やタウンハウスを好む方向へシフトしている
ためと分析しています。

屋根市場は一戸建て住宅とタウンハウスがメインで80%
以上を占め、残りがコンドミニアムプロジェクトの屋根材と
なっています。

SCGセメント・ビルディング・マテリアルズ社は屋根材
大手でもあり、同社は2018年売上70億バーツから、
2019年は少なくとも+2~3%の売上成長を見込んでいます。
ソーラールーフトップソリューションの発売など、
住宅用屋根市場をリードしています。

タイ国内では多くの不動産所有者が自家発電に関心を
持っていて、ソーラールーフトップ発電の需要が
高まっていると分析しています。
同社は2019年にはソーラーパネル市場規模は
400~500億バーツに達すると予測しています。

タイ政府では100MWの発電を行う新しいエネルギー開発計画の
一環として、家庭での太陽光発電パネル屋上設置について
奨励政策を発表しました。
同計画は2037年までに10,000MWに達することを目指します。

SCGグループ全体では2019年に屋上太陽光発電機器の
販売額40億バーツを目指すとしています。
そのためSCGセメント・ビルディング・マテリアルズ社は
大手不動産開発業者Land and House(LH)と
SC Asset Corporation(SC)の2社を卸売業者として
ソーラールーフトップ販売拡大のため連携・協力体制交渉を
進めています。

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