キングパワー・グループ(タイの非上場大手企業と財閥)【タイ:免税店】
キングパワー・グループはタイで免税店を展開する大手企業です。
創業者・オーナーであったヴィチャイ・シーワタナプラパー氏は
イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティのオーナー
として知られていましたが、2018年に英国で起きたヘリコプター
墜落事故により死亡しました。
経営幹部にはSrivaddhanaprabha一族が名を連ねており、
ヴィチャイ氏の息子アイヤワットAiyawatt氏などが
就任しています。
ヴィチャイ氏は1989年にキングパワーを創業、
約30年にわたり経営の手綱を握ってきました。
2020年にキングパワーが独占契約するスワンナプーム国際空港
の免税店事業権が事業期間の期限切れを迎えることを受けて、
近く入札が実施される予定です。
キングパワー社は1989年に事業を開始し、
タイで初めてマハトゥン・プラザでの
バンコク都心免税店ライセンスを取得しました。
その後1995年にドンムアン空港で免税店事業権を
獲得しました。
1997年には当時のタイ政府より10年間ワールドトレード
センターでの免税事業権を取得。
2004年のタクシン・シナワトラ政権時代にはバンコクの
スワンナプーム空港で免税店運営権を取得しました。
これまでにスワンナプーム、ドンムアン、プーケット、
チェンマイ、ハジャイの各空港で免税店を展開しています。
2018年はバンコク中心部で開発されている
マハナコン・プロジェクトの未販売部分不動産を
取得しています。
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