オンライン食品配達サービス企業オネストビーが苦境【シンガポール:ベンチャー・スタートアップ】
シンガポールを拠点としオンライン食料品・食品デリバリサービス
で急成長してきたオネストビーは、2019年に入り従業員の解雇や
サービスの一時停止を発表しています。
2019年1月には旧正月の直前にシンガポール大手スーパーマーケット
チェーンNTUC FairPriceとのパートナーシップを一時的に
停止しました。
同社は東南アジアでの近距離配送アプリ大手のひとつとなり、
シンガポール、マレーシア、台湾、香港、タイ、フィリピン、
インドネシアなどで展開してきました。
しかし投資家による次のラウンド資金調達に難航していて、
経営幹部等の離職が続いています。
同社は運営資金におけるキャッシュが不足しており、
積極的に事業の買い手を探しています。
ライドシェア大手のGrab、GOJEKなどと交渉中であるとも
報じられています。
東南アジアでは慢性的な渋滞という問題とバイクの
利便性から戸別配送サービスへのニーズが
高まっています。
レストランメニューの戸別配送ではLINE MAN、GrabFood、
Deliveroo、Foodpanda、Go-Foodなどがしのぎを
削っています。
また、食料品デリバリー分野におけるライバルは、
シンガポールではLazada傘下のRedMart、フィリピンでは
MetroMart、インドネシア・マレーシア・タイではGrabや
Naverの後援を受けるHappyFreshが成長しています。
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