2019年の航空サービスの見通しに関して(1)【タイ:航空】
タイの格付け企業トリス・レーティングでは、
2019年のタイ航空業界の見通しは「中立的」と
判断しています。
2019年から2~3年間でタイの航空旅客数は年間+5%
以上増加すると予測しています。
業界の主なプラス要因は観光部門の強力な成長です。
さらに燃料価格は低水準を維持すると見込まれ、
輸送業者間の価格競争は緩和する予想を出しています。
一方で、いくつかの潜在的なリスクがあります。
世界経済の成長が鈍化した場合、旅行などの支出は
低成長ペースで進むと予想されます。
航空事業者は機体数の拡大と買い替えを主な目的として、
高いレバレッジを掛けて運営しています。
この投資モデルは、運用効率を高めコストを最小限に
抑えるために長期にわたって繰り返し発生します。
そのため、タイの航空会社は激しい市場競争と、
より高い燃料価格のために2018年は悪い業績を
報告しました。
2018年、タイの主要航空会社4社
(Thai Airways International、Thai AirAsia、Nok Air、
Bangkok Airways)の平均営業利益率は10.6%でした。
2017年の16.9%と比較し大きく下落しています。
しかし、航空交通量は増加していて、タイの6つの国際空港を
通過する総乗客数は1億4000万人に達し、2017年から5.5%
増加しました。
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