タイ国内の小売企業:テスコ・ロータス、BigC、サイアム・マクロ、企業解説【タイ:小売】
テスコ・ロータス(Tesco Lotus)はタイ国内で大型スーパー
マーケットを展開しています。
業態カテゴリーはハイパーマーケットと呼ばれるもので、
多くの消費者は車で来て大量に買い込み自宅に持ち帰る
スタイルです。
農産物、生鮮食料品、消費財、日用品が多く陳列され
タイの中間層から富裕層まで幅広い消費者を
惹きつけています。
テスコ・ロータスは1998年にタイのCPグループと
英国スーパーマーケットチェーン店Tescoのジョイント
ベンチャーとして設立されました。
近年はハイパーマーケット以外にもコンビニエンスストア店舗
(Mini Mart)を数多く出店しています。
2018年時点で大型店舗は202店舗、小型コンビニタイプは
1,751店舗を展開しています。
2017年業績は売上2181億バーツ、純利益91億バーツでした。
BigCスーパーセンターはタイ国内でハイパーマーケットを
展開する大手企業です。
タイ大手財閥TCCグループ率いるタイビバレッジ・グループ傘下の
ベーリユッカー社(BJC)が、2016年にフランスカジノグループより
BigCスーパーセンター株式97.9%を取得しました。
大型店舗はBigC Super Center、BigC Extra、BigC Plaza、
BigC Food Place、BigC Marketの合計225店舗展開しています。
小型店舗はMini BigC、Pureを809店舗展開し、同社も近年は
小型店舗を強化しています。
2017年業績は売上1173億バーツ、純利益50億バーツでした。
サイアム・マクロ(MAKRO)社はタイ証券取引所に上場する
大型会員制ハイパーマーケットです。
同社はCPグループ傘下の卸売りチェーンです。
2014年にタイのコンビニエンスストアチェーン最大手
CPオール(CPALL)がオランダ系企業の同社を66億ドルで
買収しました。
主に大型店舗をタイ国内で幅広く展開しています。
MakroCash&Carry、MakroFood Service、Makro EcoPlus、
MakroFoodShopなど116店舗。
小型店舗として冷蔵食品向けのSiam Frozenを8店舗
展開しています。
2017年業績は売上1817億バーツ、純利益63億バーツでした。
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