ユニバーサル・ロビーナはフィリピン国内製粉事業を拡大計画【フィリピン:食品・飲料】
フィリピンの大手食品・菓子メーカーである
ユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション(URC)社は、
ジョン・ゴコンウェイ氏率いるJGサミット・ホールディングスが
親会社です。
菓子、スナック菓子、グロサリー、インスタント食品、
飲料などのほか、小麦粉を中心とした製粉、飼料、
包装事業なども展開しています。
2017年業績は売上1250億800万ペソ、
純利益108億8800万ペソでした。
同社は2019年3月、フィリピン南部ミンダナオ島にある
Davao製粉工場で10億ペソ規模の工場拡張建設を完了し、
東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド等へ
輸出するための生産能力を3倍に増やしました。
同工場は1日あたり900トンの生産が達成可能で、
海外市場輸出拠点として活躍するとしています。
同工場は1993年に建設、国内・国外向け製粉工場として
運営されてきました。
ダバオ市のコミュニティと共に成長し、総生産量の15%を
輸出しています。
ユニバーサル・ロビーナ(URC)は、2019年時点でベトナム、
タイ、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、
ニュージーランドに加え、ミャンマーへの輸出も
予定しています。
新設・拡張された工場ではスイスのハイテク企業Buhler社の
最先端機械を使用する生産ラインにより
海外の小麦粉生産者と競争できるようになるとしています。
ユニバーサル・ロビーナの製粉・小麦粉・パスタ部門は
フィリピン国内でもトップクラスとなっています。
ダバオ工場は現在ミンダナオ島南部で唯一の製粉所として
運営されています。
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