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タイの固定通信市場は比較的小規模、通信ケーブルシェアはILINK社【タイ:通信・光ファイバー】

タイの固定通信市場は比較的小規模であるものの、
固定ブロードバンド市場は堅調な成長を遂げています。
タイ国内の固定ブロードバンド普及率は2017年
810万世帯とまだ低いのが現状です。
主な理由として固定回線数が限られており、
モバイルプラットフォームが優勢であることが原因と
されています。

タイ政府は2020年までにタイ国内通信回線市場で
光ファイバネットワークをさらに拡大することを
約束しています。
投資額はおよそ26億USドルとしています。

タイの固定ブロードバンド加入者の市場シェアは、
True(39.4%)、TTT&BB(34.5%)、TOT(19.9%)に
大別されます。
また、AIS Fibre(4.3%)は市場シェアが2015年
0.7%でしたが、2016年には4.3%へ上昇したことから
業界でも注目を集めています。

タイ国内の光ファイバー等通信ケーブル市場における
取扱量シェアトップ企業は、
インターリンク・コミュニケーション
(ILINK)社です。

同社は古くから通信用ケーブルを取り扱い、電線ケーブル以外で
トップシェアを誇ります。
同社のIR資料によれば、通信ケーブル市場の上位は
インターリンク(ILINK)、AMP(現タイコエレクトロニクス)、
ベルデン等です。

インターリンク・コミュニケーション(ILINK)社はタイ国内の
通信ケーブル取引大手です。
LANケーブル、光ファイバーケーブルなどを販売しています。
通信ケーブルの輸入業者・ディストリビューターとして
30年以上の営業、販売代理店経験を持っています。
販売先トレーダーは全国に12,000社以上、また、
100社以上の政府系顧客がいます。

各事業収益割合は、ケーブル配給事業:約40%、
エンジニアリング事業:約28%、電気通信事業:約32%と
なっています。

2018年1月~9月期業績は売上40億400万バーツ、
純利益1億9700万バーツでした。
2019年事業計画では目標売上54億バーツ、
2018年よりさらなる成長を見込んでいます。

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