PTT系グローバル・パワー・シナジーは発電能力が大幅増加見込み【タイ:エネルギー・電力】
タイ国営石油PTT系の発電事業者、グローバル・パワー・シナジー
(GPSC)は、2019年の発電容量がタイ国内外プロジェクト合計で
前年比28%増加し、1,962MWになると予測しています。
最高経営責任者(CEO)のChawalit Tippawanich氏によると、
2019年にラオス国内のXayaburi水力発電所(1,285MW)と、
Nam Lik 1水力発電所(65MW)がタイ国内送電網と接続される
見通しです。
グローバル・パワー・シナジー(GPSC)の持ち分として
それぞれ321MWと26MW分の発電用量を所有しています。
ラヨーン県マプタプット地区のCentral Utility Plant
Project4(CUP-4)発電所は2019年に商業運転を開始し、
459MWの電力・70トン/時の蒸気生産を行います。
さらに2019年内は合計39.5MWのソーラーファームを開始する
予定です。
パトゥムタニ県ではコジェネレーション発電事業として
Nava Nakorn Electricity Generating Coを進行中です。
同社は2018年に同業大手のグロー・エナジー(GLOW)の
株式取得を目指しましたが、独占禁止法により買収が
一時差し止めとなりました。
グロー・エナジーが保有する発電容量はタイ全土で
合計3,200MWです。
また、タイオイル(TOP)と協議して、チョンブリ県
シラチャ地区にあるタイオイルの発電所でクリーン燃料
プロジェクトを開発します。
グローバル・パワー・シナジー(GPSC)社の2017年業績は
売上197億9600万バーツ、純利益28億7300万バーツでした。
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