香港系、ハチソン・ワンポアグループ傘下のハチソン・ポート・タイランド【タイ:港湾・インフラ】
香港系、ハチソン・ワンポアグループ傘下の
ハチソン・ポート・タイランドでは、チョンブリー県の
レムチャバン港にターミナルD施設を正式にオープン
しました。
同社の管理・運営するターミナルDの遠隔リモート
コントロール技術により、ハチソン・ポート・タイランドの
業務効率と生産性を大幅に向上させ、タイが世界の海運ハブ
として新しい時代を迎えるとしています。
レムチャバン港はタイ中部チョンブリー県にあり、
現在A~Dまで4つのターミナルから構成されています。
ターミナルDは350万TEU(20フィートコンテナ換算個数)の
取り扱い能力を持ち、これによりレムチャバン港のコンテナ
取扱能力は約40%増加して合計1,300万TEUになります。
ハチソン・ポート・タイランド社は世界26カ国で51港湾を
運営しています。
タイにおいては最大の港湾運営会社で、ターミナルDが
完成すれば、取り扱い可能貨物量は600万TEUとなる
見通しです。
同社はシンガポール証券取引所(SGX)上場している
インフラ投資ファンドも組成しています。
ハチソン・ポート・ホールディングス・トラスト
(Hutchison Port:NS8U)社ではアジアの港湾管理を手掛け、
その資産を証券化しています。
港湾事業のファンドとしてコンテナ港への投資、開発、
管理のほか河川港などその他港湾資産への投資、
倉庫・配送サービスを含む特定の付随サービスの請負も
手掛けています。
香港大手企業であるハチソン・ワンポアグループが
アジアにおける湾岸事業そのものをトラストとして
上場させて資金調達をするという投資ファンドです。
2017年業績は売上14億7300万USドル、
純利益1億2100万USドルでした。
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