タイのエネルギー開発、PDP2018【タイ:エネルギー】
タイ国家エネルギー政策委員会は2019年1月に
2018年度版長期電源開発計画(PDP2018)を承認しています。
同計画内情報として、2017年末時点の電力供給量は
4万6090MW、今回の長期計画期間内で2万5310MWが
老朽化などの理由で無くなる一方、新規プロジェクト
として5万6431MWが発電供給される見通しです。
2037年までに合計7万7211MWを目指します。
2018年~2037年の電力料金は1ユニット当たり
0平均3.58バーツ(3.50~3.63バーツ)となる見通しです。
再生可能エネルギー:2万766MW
水力発電エネルギー:500MW
熱電併給エネルギー:2122MW
コンバインサイクルエネルギー:1万3156MW
石炭発電エネルギー:1740MW
海外電力購入:5857MW
独立発電事業から:8300MW
その他:4000MW
2037年までに発電燃料の大半は天然ガス53%となり、
再生可能エネルギー20%、石炭12%、海外水力発電9%
となる見通しです。
また、再生可能エネルギーの内訳として太陽光発電10000MW、
浮体式太陽光発電2725MW、バイオマス3376MW、バイオガス546MW、
風力1485MWを目標値としています。
タイ証券取引所に上場する再生可能エネルギー関連の企業としては、
バンチャーク系BCPG(BCPG)、バンプー系バンプーパワー(BPP)、
太陽光発電大手SPCG(SPCG)、CK系CKパワー(CKP)、
エナジー・アブソリュート(EA)、PTT系GPSC(GPSC)、
TPI系TPIポリンパワー(TPIPP)、スーパーエナジー(SUPER)、
タイ・アグロエナジー(TAE)、WHA系WHAユーティリティ&パワー
(WHAPP)等があります。
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