MyEGとデータソニック、ザヒド元副首相の逮捕により株価が大きく下落【マレーシア:政治・通信】
マレーシア証券取引所(BRUSA)に上場しているデータソニック
(5216:DSONIC)とマイEGサービシズ(0138:MYEG)の2社は、
ザヒド元副首相の逮捕によって株価が大きく下落しています。
2018年10月、アフマド・ザヒド・ハミディ元副首相は
汚職による権力乱用や背任、資金洗浄などの容疑で
逮捕されました。
同氏は最大野党の統一マレー国民組織(UMNO)党首で、
上記2社はサヒド元副首相との関係が深いと信じられていました。
MyEGは37セン安の1.13リンギに落ち込みました。
同社株価の52週間の最高値は1.52リンギで、
最低値は1.05リンギでした。
マイEGサービシズ社はITサービスを展開する企業で、
運転免許・車両登録の電子交付、ライセンス・召喚サービス、
公共料金の支払いなどマレーシア政府と個人・企業間での
電子サービスを提供しています。
2017年業績は売上4億2610万リンギ、
純利益2億2600万リンギでした。
データソニック(DSONIC)株価は0.43リンギまで
下がっています。
52週間の最高値は1.33リンギ、最安値は0.60リンギでした。
同社の2017年業績は売上2億5800万リンギ、
純利益6700万リンギでした。
同社はコンピュータ技術分野を展開している企業です。
カスタマイズされたスマートカードソリューション(CSCS)、
マニュファクチャリング(MA)および投資(IH)などが含まれます。
サヒド元副首相は、マレーシアのパスポートに使用される
バイオデータチップのサプライヤーとしてデータソニック
子会社、Data Sonic Technologies社を指名する代わりに、
合計600万リンギの賄賂を受け取ったとしています。
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