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インドネシア、紅茶ブランドのサリワンギ社が破産申請【インドネシア:茶飲料】

インドネシア人に親しまれてきた紅茶飲料を提供する
サリワンギSariwangi社(未上場)が破産申請をしたと
発表しました。
同社はJohan Alexander Supit氏によって1962年に
設立され、何十年にも渡り人気がありましたが、
インドネシア国内での様々な茶飲料普及などにより負債が
膨らみ、破産申請に至りました。

西ジャワ州ボゴールのグヌン・プトリに拠点を置く同社は
茶の取引業者としてスタートしましたが、まもなく事業を
多角化して茶の生産者になりました。

1980年代には紅茶製品の輸出を始め、東ヨーロッパ、
オーストラリア、中東などの遠隔地にも輸出しました。
1989年には多国籍消費財大手のユニリーバ・インドネシアが
ジャスミン茶、緑茶、円形ティーバッグ等のバリエーション製品を
販売開始しました。

競合他社の増加や市場環境の影響もあり、サリワンギ社と関連会社、
Maskapai Perkebunan Indorub Sumber Wadung(Indorub)は
1兆6,600万億ルピアまで債務が膨らみました。

2015年には各商業金融機関、Bank ICBC Indonesia、
HSBC Indonesia、Bank Panin Indonesia、
Bank Rabobank Internasionalなどは未払い債務を
回収するためサリワンギ社へ対し訴訟を起こしました。
結果、2018年10月にインドネシアの裁判所はサリワンギ社の
破産を宣言しました。

・インドネシアの飲料系大手企業
ウルトラジャヤミルク(ULTJ):ミルク・果汁飲料 健康飲料
プラシダ・アネカ・ニアガ(PSDN):コーヒー豆・天然ゴム
ウィチャクサナ・オーバーシーズ(WICO):スナック・飲料
ティガラクサ・サトリア(TGKA):書籍販売・ミルク販売

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