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タイの自転車市場規模、2018年は横這いの予想【タイ:製造業】

,タイの自転車市場において、2018年の購買需要は2016年・2017年に
続き、3年連続横這いで推移すると見込まれています。
主な理由としては、まだタイ人中間層の購買力が比較的低いことが
挙げられています。

自転車の展示会を運営するN.C.C. Exhibition Organizer社
では、タイでは自転車走行できる場所が限られていること、
タイ政府による自転車レーンプロジェクト政策が不十分に
終わったことが自転車販売台数が伸びない主要因であると
しています。

タイの2018年自転車市場規模は、2017年と同じく75億バーツと
見積もられています。
そのうち45億バーツは自転車本体販売、30億は自転車のパーツや
アクセサリーです。
自転車市場は2015年に120億バーツでピークに達し、2016年・
2017年は徐々に減少しました。

また、購買力の弱いタイ人中間層は、自転車よりも安全で交通法規の
心配が無いランニングなどのエクササイズを選ぶ傾向があります。
同社ではタイ人のおよそ30万人が自転車を利用しており、
70%はバンコク都民、30%は地方の利用者と分析しています。

同社はタイ国内自転車市場にまだ大きな余白スペースがあるとして、
自転車レーンの改善と開発を促し、電動自転車に対する輸入税率を
緩やかにするように政府へ要望しています。

電動自転車を通常の自転車として扱うと価格も税率も下がり、
より多くの人々が自転車を利用するようになるとしています。

N.C.C. Exhibition Organizer社は2018年11月22~25日に
インパクトムアントンタニで第12回国際バンコク・バイク・
フェスティバルを予定しています。
このイベントでは300以上のブースで自転車が展示され、
少なくとも3種の電動自転車ブランドが出展するとしています。

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