タイ工業連盟は2018年国内自動車生産台数予測を引き上げ 【タイ:製造・自動車】
タイ工業連盟(FTI)は2018年8月、2018年のタイ国内自動車生産台数
見通しを年初に発表していた200万台から208万台に引き上げたことを
発表しています。
2018年7月のタイ国内自動車生産台数が前年同月比15.1%増の
18万3,000台と13カ月連続プラスになり、2018年1~7月累計で
前年同期比11.7%増の124万台になったことを踏まえ
上方修正しました。
2018年1~7月累計の国内生産台数124万台の内訳は、
輸出向け乗用車が前年同期比1.1%増の24万4,000台、
同じく商用車は8.1%増の42万5,000台、
タイ国内販売向け乗用車は20.6%増の26万5,000台、
商用車は19.6%増の30万6,000台でタイ国内販売が好調と
なっています。
背景として2018年度タイ国内景気が回復傾向にあり、
経済成長率予測も4%台後半になる予想が挙げられています。
生産台数見通しの内訳については、米中貿易摩擦、
トルコの通貨下落、原油高などの影響が懸念される輸出向け
生産台数で2018年初予測の110万台(前年比2.4%減)に
据え置く一方、国内販売向け生産台数は年初の90万台から
98万台(13.6%増)に引き上げました。
ここ数年のタイ国内自動車生産台数は
2013年の246万台をピークに200万台を割る水準が続いていましたが、
2018年は5年ぶりに200万台の大台を超えると見込まれています。
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