フィリピン証券取引所上場、メラルコはアフリカ・ガーナへの進出を開始【フィリピン:エネルギー】
フィリピン配電最大手、マニラ電力(MELALCO)通称メラルコは
アフリカ・ガーナへの進出を開始するとしています。
2018年7月にガーナ議会がガーナ政府系電力会社、
エレクトリシティー・カンパニー・オブ・ガーナ(ECG)への
メラルコの出資を承認したことで、メラルコでは同国を足掛かりに
アフリカ各国へも進出を進めていくとしています。
エレクトリシティー・カンパニー・オブ・ガーナはガーナ国最大の
配電企業です。
メラルコ社の代表取締役、Oscar S. Reyes氏は、ガーナへの進出は
アフリカ展開の第一歩であり期待しているとコメントしています。
ガーナ国内の今回のコンセッションでは5つのパートナーがいて、
その中の一つAenergia SA of Angola社はガーナ資本ではない
企業です。
ガーナエネルギー省によると、最終的な出資所有構造は
メラルコが30%、Aenergiaが19%、残りの51%はガーナ資本の
TG Energy Solutions(18%)、Santa Baron Ventures Ghana
(13%)、GTS Engineering Ghana Ltd(10%)、TBK Ghana(10%)が
所有します。
同コンセッショングループでは初年度で$1億2594万ドルを
出資予定です。
2年目は1億1000万ドル、3年目1億4400万ドル、4年目9177万ドル、
5年目1億923万ドルとしています。
マニラ電力(MELALCO)はフィリピン最大の電力販売会社です。
一般的にはメラルコ(MERALCO)として知られています。
マニラ首都圏唯一の電力販売会社で、首都圏とメガマニラ圏を
構成する周辺都市全体を含む22市、89自治体への電力分配権を
所有しています。
2013年に複合企業サンミゲル・コーポレーションがメラルコの
株式売却を実施し、ゴコンウェイ・グループの持ち株会社である
JGサミット・ホールディングスが購入し、29%以上を保有する
大株主となっています。
2017年業績は売上2825億5600万ペソ、
純利益203億8400万ペソでした。
2018年上半期(1月~6月)の総売上は前年同期比7%増の
1505億ペソ、純利益も14%増の119億7000万ペソだったと
発表しています。
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