バンチャーク石油の子会社BBGIは新規上場を目指す【タイ:エネルギー】
アセアン地域におけるバイオ燃料メーカー大手、
BBGI社(未上場)は、2018年からバイオベース製品製造の
開発計画を発表しました。
BBGI社はバンチャーク石油(BCP)のグループ会社であり、
タイ証券取引所上場のバンチャーク石油(BCP)と
大手製糖企業、コンケン・シュガー・インダストリー(KSL)の
合弁事業です。
バンチャーク社が60%、コンケン・シュガーが40%出資しています。
同社はエタノールとバイオディーゼル生産に関与する子会社を
5社持っています。
エタノールおよびバイオディーゼルは、株式上場後に次の段階で
開発を目指すバイオベース製品の基本原材料です。
バイオベース製品事業は生分解性プラスチックポリマー、
食品サプリメント、医薬品、化粧品、甘味料などの高付加価値
製品の製造が可能になります。
BBGIでは世界規模の研究開発、工業製品の高価値製品の試験を
進めていき、調査が終了した後にはこの計画に1億USドル
(およそ34億バーツ)を費やす予定を検討しています。
直近の計画ではエタノール生産能力を500キロリットル/日から
800キロリットル/日まで増やすよう生産設備を拡張します。
15億バーツの費用をかけ、2019年までに完了予定です。
バンチャーク石油(BCP)はタイの製油、小売の大手企業です。
2017年業績は売上1754億4900万バーツ、
純利益57億7800万バーツでした。
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