マレーシア総選挙2018はマハティール元首相率いる野党連合側が勝利
2018年5月のマレーシア総選挙(定数222議席)が実施され、
マハティール元首相が率いる野党連合、パカタン・ハラパン
(希望連盟:Pakatan Harapan)が過半数の議席を獲得し、
与党連合、バリサン・ナショナル(国民戦線:Barisan Nasional)
に勝利しました。
マハティール氏は首都クアラルンプールの王宮で宣誓式に臨み、
新首相に就任しています。
この総選挙によって1957年イギリスから独立後、初の政権交代が
実現しました。
マハティール・ビンモハマドMahathir bin Mohamad氏は
1925年生まれのマレーシアの政治家・医師であり、同国首相の
中で最長の22年間(第4代:1981~2003年、第7代:2018~)を
務めています。
同氏は15年ぶりに首相に返り咲き、選挙で選ばれる指導者としては
世界最高齢となりました。
今回の総選挙ではマレーシア北部ランカウイ選挙区から出馬し、
当選しました。
マレーシア選挙管理委員会の公式発表では、野党連合(PH)は
解散前の72議席から113議席に議席数を増やし、与党連合は
130議席から79議席に減らしました。
今回マハティール氏率いる野党側は政府系ファンド1MDBからの
資金流用疑惑が発覚したナジブ氏の金権体質を批判し、
ナジブ政権が導入した消費税の廃止や、中国企業と結んだ
プロジェクトの見直しなども公約に掲げて支持率を伸ばしました。
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