香港最大の富豪と呼ばれる李嘉誠が引退を表明
香港で最大の富豪と呼ばれる李嘉誠Li Ka-shing氏は
自身が代表を務める最後の株主総会を2018年5月10日に
開きました。
今後は同氏の長男である李沢鉅Li Victor氏へ353億USドル
以上の企業グループを委譲します。
李嘉誠氏は12歳の時に工場労働者として始め、
不動産、発電、通信、エネルギーなど、従業員32万以上もの
複合財閥を作り上げました。
同社グループは香港・中国で展開しています。
旗艦企業としてCKハチソンホールディングCK Hutchison
Holdings(長江和記実業)、CKアセットホールディング
CK Asset Holdings(不動産)があります。
李嘉誠氏は息子とは30年以上共にビジネスをしているため、
重責を果たすことが出来ると述べています。
CK Hutchison社の株価は李嘉誠氏の引退報道を受けて
約6%下落しました。
香港証券取引所指数のハンセン指数は同日-2%下落でした。
CK Hutchison Holdings(長江和記実業)社は港湾および
関連サービス、通信、小売、インフラ、エネルギー、
動産リース事業など、長江グループおよびハチソン・グループの
非不動産事業すべてを運営しています。
李沢鉅Li Victor氏はスタンフォード大学を卒業し、
1985年に長江実業地産に入社しました。
2018年現在はCK Hutchison社と不動産開発の長江実業地産で
副会長を務めるほか、グループ企業であるインフラ投資の
長江基建(CKI)やバイオ企業の長江生命科技を経営しています。
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