タイのスクンビット地区、コンドミニアム価格平均は平米あたり18万バーツ
不動産コンサルタントのナイトフランク・タイKnight Frank
Thailandでは、スクンビットのソイ1~エカマイ地区における
コンドミニアム価格が高水準を維持する可能性が高いと
指摘しています。
同社調査ではスクンビットソイ1からエカマイ地区までの
新規供給コンドミニアムで、2017年末時点の1平米あたり
平均販売価格は181,800バーツであったと発表しています。
これは前年2016年と比較して+15%の増加となっています。
特にBTSスカイトレイン沿線、主要道路沿線の土地面積コストに
合わせ着実に上昇しています。
不動産開発事業者の多くはオンヌットからサムロンなどの
スクンビット郊外地区に注目しています。
オンヌット地区以東エリアはBTSスカイトレインの接続・
延伸ラインとなるため、複合開発・住宅開発事業者の多くが
関心を持っています。
バンナートラッド通りを挟み国際展示場、BITECの向かいに
開発中のバンコクモールBangkok Mallは、高級デパート経営の
モールグループThe Mall Groupとシティ・リアリティ
City Realty社の合弁・共同プロジェクトです。
ショッピングコンプレックス、コンドミニアム、
サービスアパートメント、賃貸用オフィスビル等を含む
100ライ(1ライ=1600平米)以上の大型複合開発で
2022年に開業予定です。
タイ大量輸送機関公社Mass Rapid Transit Authorityによると、
バンコク東部地区のグリーンライン延伸は2018年内に完成、
イエローライン新設は2021年に完成予定です。
2017年末時点の地域別コンドミニアム平均販売価格は、
エカマイ地区:154,500バーツ、
オンヌット地区:105,600バーツ、バンナー地区86,600バーツ、
ベーリン・サムローン地区:63,500バーツでした。
オンヌット、バンナー、ベーリン・サムローン地区は
エカマイよりも低い価格ですが、近い将来マンション需要が
大幅に増加するという観点から注目されており、
コンドミニアム販売価格は確実に上昇するとみられています。
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