サマート・コーポレーションの子会社、サマート・デジタルはデジタルトランク無線サービスを開始
タイの通信財閥、サマート・コーポレーションSamart Corporation
(SAMART)の子会社であるサマート・デジタルSamart Digital(SDC)
社は、2018年の新主力事業として売上月額5000万バーツ以上を
生み出す予定のデジタルトランク無線サービスDigital trunked
radio service(DTRS)を発表しました。
2020年までに新規売上2億バーツを目指します。
Digital trunked radio system(DTRS)は公的機関や工業用に
ネットワークを構築するサービスです。
サマート・デジタル社(旧社名サマートアイモバイル
Samart I Mobile(SIM))は、2017年10月にSamart Digital
(証券コードSDC)へ社名変更しています。
同時にモバイル仮想ネットワーク事業者モデルで通信事業・
携帯電話端末販売事業を終了させ、損失を計上した後、
事業転換を図りました。
2017年業績は売上13億6400万バーツ、
純利益-19億2400万バーツでした。
サマート・コーポレーション(SAMART)の最高経営責任者、
Watchai Wilailuck氏は、子会社、サマート・デジタルが
2017年8月にCAT Telecomとの提携契約を締結し、
CATの800MHz帯を介して1対多通信・グループ通話を提供する
DTRSサービスを開始すると述べています。
2018年6月に正式サービス開始を予定しています。
サマート・デジタル(SDC)社は2020年までにCATが保有する
1,000箇所の電気通信塔へDTRSのアンテナソリューションを
設置していくために30億バーツ投資するとしています。
同社はDTRSデバイスを機能と要件に応じ20,000~60,000バーツの
価格帯で販売していきます。
顧客の要求に合わせて機能をカスタマイズする予定です。
2018今年末までにDTRSユーザー10万人獲得を目指し、
2020年までには約40万人のユーザーを確保し毎月2億バーツの
収益を上げると見込んでいます。
月額パッケージは1デバイスにつき1ヵ月あたり800バーツに
設定されています。
収益分配モデルに基づき、SamartとCAT Telecomはそれぞれ
500バーツと300バーツを受け取ります。
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