タイ国営石油傘下のIRPCは石油化学製品関連企業の資産取得を検討
タイ国営石油(PTT)傘下のIRPC(IRPC)社は石油精製・石油化学の
大手企業です。
同社では石油精製・石油化学製品製造関連企業の資産取得を
検討しており、資産取得スクリーニングプロセスを支援するため
アメリカから専門コンサルタント(会社名非公表)を雇用しました。
IRPC社は設立以来グリーンフィールド投資で事業を拡大してきており、
今後もM&Aを通じてより速く拡大する方針・施策を進めます。
5年間で投資する資金30億USドルは金融機関の融資、社債発行、
手元資金から確保しています。
2018年は石油化学産業、石油価格が上昇傾向にあるため、
企業や資産を取得することは厳しいと同社は分析していますが、
持続的な成長のためM&Aの方向性は進めていきます。
同社取締役会はフロントエンドエンジニアリング設計の作成に
関するフィージビリティスタディ実施に合意したと発表しています。
同プロジェクトは11億USドルの費用がかかると予測され、
年間100万トンのパラキシレンと30万トンのベンゼンを製造する
生産施設を含む予定です。
建設前の準備期間には1年かかるとし、商業生産が開始される
までにはさらに開発のため4年間が必要にとなるとしています。
IRPC(IRPC)社の2017年1月~9月期業績は売上1529億4100万バーツ、
純利益68億4100万バーツでした。
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